とある女の子が僕にこう言った
「私の命と引き換えに世界を救えるなら」と
世界なんかより君が一番大事だ
僕はそう思ったんだ
だけどその言葉を言う勇気がなくて
そのまま彼女はいなくなってしまった…
なにが正解かわからなかった
世界を救うことが大事なのか
君を救うことが大事なのか
今の僕にはわからなかった
だけど
平然と何も知らない奴らがこの世界を生きていく
誰にも知られず、ただ僕だけが知っているこの事実
みんなは何も知らない みんなは何も知らない
彼女の人生 未来を奪われてしまった
彼女の人生 未来は閉ざされてしまった
彼女は選ばれてしまった…
いつの時代も、犠牲があって平和が成り立つ
そんな世界だと誰もが知らずに平然と生きていく
犠牲があって平和がある
果たしてそれは平和なのだろうか